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2010年02月26日

偉人伝か、ロードムービーか?

『モーターサイクル・ダイアリーズ』
若かりし頃の、チェ・ゲバラとその友達の南米旅行記を映画化したものだそうで。
そんな事とはつゆ知らず、ノートン500が映ったジャケットから、ロードムービーだと思い込んで借りました。
もちろん、ロードムービーでもあります。
内容は、恵まれた医学生だった彼が、友達と二人で、貧乏旅行をしながら南米を回り、社会の矛盾や、底辺に追いやられた人々と接しながら、成長していくというもの。
映像は、手撮りっぽいところもあって、良く言えば、ドキュメンタリータッチ、悪く言えば、素人臭いところもありますが、
良い意味で、この映画のコンセプトに合った「味」として考えられます。
南米の美しい風景を走るノートンは、バイカーにも魅力的。
バイク映画としてみていたものの、後半はゲバラのエピソードにのめり込んで行きました。
逆に言えば、ちょっとどっち付かずの感もあります。
バイカーとしては、もっと、バイクや旅の魅力を期待したいし、
ゲバラファンもしくは、青春映画見たい人は、旅の前後の彼の人様をもっと深く丁寧に見せて欲しいはず。
バイカー映画として作った意図はないでしょうけど、
たぶん、プロモーションの段階で、先入観を消したかったのかなぁ。
主演のガエル・ガルシア・ベルナルは、ゲバラと雰囲気が似てますね。
他のゲバラの映画にも主演しているようです。
なかなか良い映画だと思います。
とくに、若い方に見て欲しいです。

投稿者 aw@bitlog : 2010年02月26日 07:28

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コメント

退廃的なイージーライダーとは、かなり違うようですね。
あれはあれで僕らの青春でしたが・・・
この映画も観てみたいです。

投稿者 路渡カッパ : 2010年02月26日 12:01

そうですね。
『イージーライダー』は、現実を晒したところで終わっていますが、
この作品は、この現実をなんとかしようとするところで始まっているところですかね。

投稿者 aw : 2010年02月26日 17:31

本作を見てはおりませんが、今、フレームの安定しない
(常に微妙に揺れている)映像が、トレンドな様です。
ステディカムが使われるようになって以降、その揺れ感が
視聴者にライブ感をもたらすとして、様々な作品に
わざと、取り入れられるようになった様です。
私しゃ、きっちり止まっている方が好き。

投稿者 おむ : 2010年02月27日 00:39

「揺れ」は、適切に使われているかどうかじゃないですかね。
「ライブ感」に感じる限りは、さほど気にならないですけどね。

投稿者 aw : 2010年02月27日 03:17

封切りで見て、その後DVDも購入しました。
チェが、大人になるための旅物語ですね。
久しぶりに見たくなりました。

ちなみに映画館には、ラスタカラーで決めたあんちゃん、ねえちゃん、おじさん、おばさんが多かったと、当時のBlogに書いていますね(^^ゞ

投稿者 Nylaicanai : 2010年02月27日 08:51

「ラスターカラー」ってことは、私のように勘違いして見に来た人はいないってことですね。(汗)

投稿者 aw : 2010年02月27日 12:04

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