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2009年07月03日

GPSは曇りに弱い?

カーナビを使っていると、曇りの日は捕捉状態がイマイチに感じることがあります。
漠然と、「ああ、雲で電波が遮られるのかな」くらいに思っていましたが、
今日、何気にニュースを見ていたら、その理由に思い当たりました。

「GPSを使って、天気を予測する」

GPSは、複数のGPS衛星から到達する電波の時間によって、現在位置を割り出しているんですが、
大気中の水蒸気の量によって、電波の到達時間が異なるそうで、
その性質を使って、雷雨などの予測をする研究が進んでいるそうです。
【GPSがとらえた水蒸気の動態】
集中豪雨などは、雨雲などによる予測では、なかなか正確な予測が難しいそうですが、このGPSによる水蒸気量の計測データを加えると、かなり精度があがるそうです。
まぁ、こういったことからも、曇りの日は、現在位置の割り出しに若干手間取るというのは間違いないようです。
特に、捕捉性能が低い状態では、その傾向は強いです。
因みに、地球の温暖化が進むと、大気中の水蒸気量が増えることは、よく知られている事実です。
赤道付近の温度が上がることで、海水が蒸発して、大気中の水蒸気を増やし、
それが冷やされると、集中豪雨になって、各地に被害をもたらすわけです。
「温暖化が進むとカーナビが狂いやすい」ってことになりますね。

投稿者 aw@bitlog : 2009年07月03日 05:54

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