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2009年06月15日

緑山〜寺家ふるさと村

ちょいと時間が空いたので、
例によって、トリに乗ってご近所散策です。
今回は、南下。
TBS緑山スタジオでも有名な「三輪緑山」から「子供物国」あたりに的を絞りました。
通ったルートは、この辺り
自宅からは、徒歩でもこれそうな超近場です。
Googleでみると、この辺りは、少しは緑が残っています。
緑山スタジオの北あたりは、かなりの農地が広がっています。
かつては、良くバイクや車で通っていた道だけど、
乗り物を降りてゆっくり見て歩くのははじめて。
なんだか、緑が濃くて、木立の影から立派な谷戸が見えます。


地図【木立の隙間から谷戸】

で、谷側からのアクセスを試みたところ、
雑草が茂って不可。


地図【谷越しに見えるゴルフ場】

どうやら、途中の「棚」に農地が広がっていて、
周辺からの侵入は無理みたい。
(いや、不法侵入するつもりはないっすけどね。)
で、そのアクセスできそうなところには、こんな「バラック」が。


地図【MIWA TORIGOYA】

「TORIGOYA」って養鶏場?
Googleでみると、「アトリエ トリゴヤ」ってあるけど、
養鶏場あとの再利用ってパターンかも。

それにしても、このあたりは、ちょっと良さ気な住宅地のはずだけど、
カメムシとか大量発生しそうな感じ。

地図【谷の道】

小山をぶった切った小道です。
きっかり車1台分。
写真を撮っていたら、ワンボックスが来たので、
バイクを斜面に寄せて何とか通れました。
地元の近道らしくて、意外に往来があります。

そこを抜けるとこんな田んぼが広がっていました。
なんだか、さっきの道がワープホールになっていて、
どこかの田舎に瞬間移動したような気持ちです。
小田急の鶴川駅からほど近いところですよ。
ホント、びっくり。
後で調べると、横浜市が進める「ふるさと村づくり」のひとつで、「寺家ふるさと村」なるものらしいです。
公がかかわって、昔ながらの里山や谷戸を残そうという運動だそうですが、
やっぱり、そうでもないと残らないですよね。
しかし、それにしても、本当にタイムスリップ感覚です。
で、雑木林の中を散策するコースがあるとかで、
調子にのって歩いてみました。


地図【へび】

こんなヘビ君もにょろにょろ。
自然が機能している証拠ですね。


地図【小径1】

このにょろにょろ、じゃなくてクネクネ感が小径の醍醐味ですね。
先が見えない、ってーのが、先を見てみたい気にさせるってもんです。


地図【小径2】

こっちは、少し明るいクネクネです。
先は明るいぞー、みたいな。


地図【花と田んぼ】

この奥手から来ました。
美しい「ザ・里山」な風景です。

休日を楽しむ家族連れも多いです。
でもね、こうなると、問題も出てきます。
一応、周辺の生物は捕らないで、って控えめな立て看板があるんだけど、
やっちゃう子供がいるんだ。
でもね、まぁ、子供はしょうがないっすよ。
この環境で、そんなのやらない子供のほうが変。
だけどね、親が率先してやっちゃいいかんでしょって。
で、田んぼに落っこちた子供も居たりしてね。
親は、子供を洗ってやってるんだけど、グダグダになった苗はそのまんま・・・。
畦道に入り込んでるバカ親も居るしね。
畦は、柔らかいから崩れちゃうんですよ。
まぁ、スーパーで米買ってる人に言ってもわからないだろうけど。
この日の一等賞は、田んぼに入って泥遊びしている子供の写真を、
畦道からニコニコ顔で撮ってる外国人の父親。
いくらなんでも、それはイカンだろって。
もし、実家の田んぼで、これやられたら・・・、言いません。(笑)
もっとも、当日は、さほど来訪者も多くなかったみたいで、
目立った問題行動は無いみたい。


地図【青山亭】

けっこう歩いて、喉の渇きを癒したいなぁと思ったところにあるのが、「喫茶 青山亭」。
この田んぼを見渡す林の中にある好ロケーション。
和菓子付き抹茶を頂きました。

ここは茶室の施設「白心庵」も併設してあって、焼き物などの売店もあります。

こちらが、青山亭。

向かいに、焼き物販売所。

ちょっとほこりを被っていたりするけど、
普段使いのセンス良い器も数多くあります。
値段は、結構リーズナブルだけど、なかなかいいセレクトで、
正直、欲しいのが沢山ありました。
自然目当てにくる家族連れは、ターゲットにならないという当たり前の現実を感じます。
こんど、クルマできて買い込みますかね。

それにしても、うちの田舎じゃ見飽きた風景なのに、
都心部でこの風景に出会うと、けっこうグッと来ます。
なんでも、1960年代からの計画なんだとか。
都市化が始まった頃に、この風景を残そうと考えた人がえらいね。
田植えの体験学習などしてましたが、
ああ言うのに参加すると、不作法に畦道を歩く親もいなくなるでしょう。
いや、それにしても驚いた。

投稿者 aw@bitlog : 2009年06月15日 21:55

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コメント

近所に、こ〜んなに良い場所があるのに。
なんで、遠出「ばかり」するのかねぇ?
不思議で仕方がないさぁ〜

投稿者 Nylaicanai : 2009年06月15日 22:19

どっちも楽しいからさぁ〜。(笑)

投稿者 aw : 2009年06月15日 22:59

まったく不思議空間ですね、航空写真で見ると
気持ち悪いほど住宅の密集・・・なのにこのエリアだけ
ぽっかりテーマパークの如く残ってるのですね。
自然との触れ合い方、注意書きだらけになるのは嫌だけど、誰かが教えないとね。

投稿者 路渡カッパ : 2009年06月15日 23:25

不思議でしょ。
周りはぜーんぶ宅地で、コンビニがあって、
ごく普通にありふれた街ですから。

本当の里山ではなくて、保存目的なので、
なかなか来訪者に厳しくできないジレンマも感じます。
でも、都市生活をしている人にはわからないので、キチンとルールを明確にしていかないと、「グダグダ」になりますね。
入り口で、注意の紙切れ1枚配れば済むことですが。

それはそうと、ここの総事業費が9億円とか。
例の「国営漫画喫茶」を建てる予算で、13箇所のふるさと村を作れますね。

投稿者 aw : 2009年06月16日 06:40

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