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2009年06月04日

会津越後奥志賀ツアーその3

宿泊地に付く前に、「その3」になってしまいました。
ネタの小出しぢゃないですよ。
内容が濃いからです、キッパリ。

森林の分校ふざわからは、そのまま北上してR252沼田街道に抜けるルートを見つけたので行くことにしました。
nuviは、抜けられないルートは引きませんが、けっこうギリギリな道でも、平気でルートを引くので油断出来ません。
若干の不安を残しながら向かうと、これもまたなかなかのクネクネ。
頂きました。

【森林の分校ふざわから会津横田】


【会津横手から会津塩沢まで】

【参考POIマップ】

沼田街道の途中、予定よりも早く着きそうなので、寄り道しました。
それが、会津塩沢にある「河井継之助記念館」。
なんでも、幕末に活躍した藩士の一人だそうですが、
えーっと、存じ上げません。(汗)

戊辰戦争では、ガトリング砲なども導入したのだとか。
復刻されたこのガトリング砲がまた実に良く出来てる。
険しい山中をこのガトリング砲を運ぶ折り、谷に落ちしてしまったことも解説にありました。
トホホですね。(^_^;)
(そういえば、そんなシーンがあったかな・・・)
運ぶのはすんごく大変そうです。

駐車場に戻る時に、ふと上を見上げた時に見つけたのがこれ。
何なんでしょう?
お呪い?
それとも、結界?

この後、只見ダム、田子倉ダムとダム続き。
トビラの写真は、只見ダムで。
ここのさらに奥には、奥只見湖があります。
他にも、黒又川ダムとか、まさに「ダムのデパート」状態。
ダムマニアのパラダイスですねきっと。
機会があれば、ダム周辺道路をハシゴする走行会など企画したいもの。
このあたりは日本でも有数の降雪地帯ってことで、残雪が残った山が見えます。
只見ダム手前で、急激に標高を上げたR252は、ダム湖にありがちな片側が断崖になったクネクネになります。

会津新潟をつなぐ沼田街道は、絶好のドライブコースのようです。
やはり生憎の天気で、通行量も少なめでしたが、
天気が良ければ、ドライブを楽しむクルマやバイカーで賑わっていたことでしょう。


【只見周辺】

只見を過ぎるといよいよ越後の国です。
相変わらず、滅法少なめな交通量の道を堪能しながら越後広瀬から山古志方面に続くR352を走ります。

【R352越後広瀬から山古志】

山古志って、もっと山中のイメージがありましたが、
以外にも、周辺市街地からのアクセスは良さそうです。
これまた気分良く快走を続けた後、宿泊地の「あまやち会館」に到着しました。

もともと山古志地域は、さほど標高が高いエリアではないですが、まわりに険しい山々ヶ無いので、山陰が少ないです。
空しか見えないみたいな。
「あまやち会館」は、そこの中でも高台に位置するので、非常に見晴らしが良いです。
到着時点で、午後3時過ぎ。
ここで山古志に住む特派員のA氏に連絡を取り久しぶりの再会を果しました。
夕食までの間、A氏に山古志を案内頂きました。

山古志と言えば、豊かな自然の中にある「棚田」と「闘牛」それに「錦鯉の養殖」が有名です。
まず行ったのは、「闘牛場」。

闘牛場なんて見たのは初めてです。
月に1度ほどの割合で試合が行われるそうで、前の週の日曜日に行われていました。
たぶん、その関係で宿が取りにくかったものと思われます。
一度は、見てみたいものです。

震災後、同じく地震の被害を受けた神戸の小学生がボランティアで来た折りの寄せ書きなどもあります。
この後、実際の闘牛そのものを見せていただきました。

えーっとですね。
綱を引いている人が小さいわけではないです。
牛がでかいです、そーとーに。
大きいとは予測してましたけど、実物を真の当たりすると、
迫力に押されると言うか、
はずかしながら、かなり腰が引けます。(汗)
ぶっちゃけ、ちびりそうです。(^_^;)

後ろに見える牛舎の中でです。
こんな感じで、飼われています。
正確には、ここは村の施設です。
オーナーから預かった牛をここで預かって育てています。
言わば、牛の「合宿所」ですね。
「トラの穴」とも言えますが、牛だけに「牛の穴」?(笑)
なので、先の牛の手入れをしていた人は、役場の人ということになります。

こいつが一番デカそうでした。
別にしゃがんで撮ってる訳じゃないですよ。
巨大なんです。
「牛」なんて言えない雰囲気です。
「お牛様」?
怪しいものではございません。
はぁ、ご機嫌斜めですか?
申し訳ございません。
そんな気持になります。
完璧に、眼中にないですね>私。
見たいですね、お牛様の晴れのお姿。

続いていったのが、今なお残る震災の爪痕です。
寸断された道路の復旧は不可能で、代わって作られた新しい道からその現場を臨みました。

土砂で埋まった家々です。
これをみると、当時の報道を思いだします。
青いカバーをかぶった家などは、新築後1年だったとか。
それでも、幸いなことに、この山古志地区では地震保険への加入率が高く、
多くの家々が、その保険金で新しい家を建てることが出来たそうです。

この日最後に見せてもらった風景です。
金倉山から日本海側を望んだカットです。
長岡市や柏崎、さらにわずかに日本海が臨めます。
天気が良ければ、素晴らしい夕日も見えたことでしょう。

そんなわけで、この日の新潟観光は終了。
A氏と別れて、お楽しみの夕食です。
指定された時間に食堂へ行こうとすると、マネージャーと思しき人が「もう少し待ってください」とのこと。
へいへい、急ぐ旅ではなし、待ちますよ。
15分ほどしてようやく整ったってことで通されました。
他には、複数の家族で来ている団体やら、年配の団体やらが居ます。
私は、お一人様なので、一人でテーブルを占有してます。
ちょっと寂しい。
つか、テーブルの上がさらに寂しいです。
コンロにのった小さな鍋と、ぐい飲みのような茶わん蒸しと、山菜の佃煮風「らしき」小鉢が3つ。
「らしき」ってーのは、上になにやらゼリーのようなタレがのっかってるから。
明らかに、美味しそうではありません。
天ぷらは無し?
まさか、これだけじゃないよね?(大汗)
子供のいる団体は、お子様メニューらしくて、エビフライとかハンバーグなどのお皿が見えます。
他の人の反応もやや不穏な感じ。
それでも、まだ後から出れ来るとの期待で、別に注文したビールをチビリチビリやり始めました。
件の山菜の佃煮風は、やっぱりゼリーのタレが不気味です。
だって、味はついてますから。
走行しているうちにビールも空いてしまい、おかずも残り少なくなったので、ご飯を頂きました。
ご飯とみそ汁は自分でよそうシステムです。
で、とうとうご飯も終わってしまいました。
かなり凹むというか、これはないだろな内容です。
他の人からも「このお醤油はなににつかうの?」みたいな会話が漏れ聞こえます。
すっかり凹んで、腰を上げようとした時に、係りの人がお皿を配り始めました。
それは、「お刺し身」でした。
おいおい、今ごろ刺し身かよ、って思いつつ、取りあえず一口。
「シャリシャリ」
凍ってるやん・・・。(-_-#)
さすがに頭にきて、マネージャーのところに文句をいいに行きました。
向こうはあやまってましたが、どうにもなりません。
すっかり凹んで、A氏から頂いた差し入れのお酒とつまみを頂きました。
こっちの方がはるかに旨いです。
私の安宿歴の中でも、ここまでひどい食事はなかったですね。
今思いだしてもがっかりです。
あまやち会館は公共の宿なので、正直な所、さほど期待はしていませんでしたが、
これは、そういうレベルではなかったです。
翌日、A氏にこの話をすると、以前は料理もマトモだったそうで、
どうやら最近、調理の人が変わったらしいとか。
散々、申し訳なさそうにしてくれましたが、
まぁ、運が悪かったとしか言いようがないですね。
この選択は、「あやまち」だったって、悲しすぎるオチです。(T_T)
しかし、公共の宿なのに、ここを訪れる人をがっかりさせるようなことをしちゃダメですね。
とにかく現状では、山古志での宿に「あまやち会館」を選ぶのは、「あやまち」です。
「三太夫」か「山越亭」あたりがセオリーみたい。
行かれる人は、気をつけてください。

そんなわけで今回のツアー、初黒星です。
明日は、間違いなく雨そうだけど、
このままおわってほしくない・・・。
やけ酒気味に煽って床につきました。

投稿者 aw@bitlog : 2009年06月04日 06:52

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コメント

全く未知の「みち」なのでビデオ堪能いたしました
それにしてもスノーシェッドだらけですね、真冬に走るのは二の足踏みそうです。(行く気かい?との声が聞こえる!)
新潟に入ると道がこころなしか福島より立派に見えましたが・・・気のせい?
それと最近は豪雪地でも民家の屋根はそれほど突飛な形状が少なくなっているように感じますが、
ガレージはモレナク付いてますよね、丸いプレハブみたいなヤツ(たくさん映ってますね)
山古志直撃の地震から1年後ぐらいに新潟旅行したとき、十日町の道の駅クロス10の駐車場の一角が
プレハブ小屋で埋め尽くされていた姿は忘れられません、自分たちはのんきな旅行客でしたが
新潟好きゆえに、微々たるもんでも新潟でお金を使おうと思ったしだい。
地震の爪あと写真、ちょっと「グッ」ときました

さて、超わがままリクエスト!!
①運転中音楽聴かないんですか?、それじゃぁ小話でもして欲しいなあ、BGMがわりに!
②ワイパーで雨粒拭いてくりぃ!ひらけたとこ走ってるとフォーカスが雨粒に合ってるようで・・・気のせい?
(トンネルや家並みは大丈夫そうだけど・・・)

追伸:天気は××でしたが、最初の只見のロードスター写真、いいじゃないですか
路面が濡れているからこそ、シャープで風情があるなぁ、◎!
さて、休憩おわりにして仕事しま~す

投稿者 しんさん : 2009年06月04日 13:39

実際に現地の人の話を聞くと、すごいですね。
山の半分ほどがそのまま地滑りして、
その斜面の杉の木が、随分離れたところに立っているとか、
溝のような流れだったのが、塞き止めで湖になってしまったとか。
今でも多くの山の斜面が削れて、形が変わっているのを確認すると、その威力のすごさを実感します。
神戸辺りがすっかりわからなくなっていますが。

道路は、やはり新潟は良い印象です。
それでも、福島、山形などは、概ね交通量が少ないせいか
良いように思います。
奥志賀などの観光道路は、掘れてダメでしたね。
大型車が通る頻度が高い幹線道路も轍がひどいです。

リクエストへの返事です。
1.BGMはですねぇ、好き嫌いがあるので入れていません。ムービーはダウンドーロ出来るので、適当なアプリケーションでお気に入りのBGMをつけてください。
小話は・・・検討します。(笑)

2.フォーカスは、コントラストの強い方に合うみたいですね。設定は出来るみたいですが、面倒だったのでオートです。何とか善処したいと思います。

さらに自分的には、「音」ですね。
ロードスターは、遮音レベルが悪いので、ボディーに共振する音を拾います。
マイクを別につけられるような本格的なカメラがほしいですね。

雨の日は、トレーシングペーパーをかけているように中間のトーンが出て、かつ水の輝きが加わるので、風情のある絵になりますね。
花を撮る時と同じです。
ザアザア降りはイヤですけど、雨上がりのドライブは、最高にステキです。

投稿者 aw : 2009年06月04日 14:24

雨、降ったり止んだりだったようですね、フロントガラスの雨粒がキレイ・・・ピントぴったし(^_^ゞ
あれ何て言うのでしょう、屋根付きの道路。地滑り、がけ崩れ防止?落石防止?
いずれにしろあれが多くある道路走ると幌車はヒヤヒヤです。
ガトリング砲、凄いですね!こんなところにまで売りに来てた武器商人の商魂が凄い・・・
安宿、私もよくハズレを引くことも。ま、そんなこともあるさ!早く忘れましょ♪(i_i)

投稿者 路渡カッパ : 2009年06月04日 23:29

>「あれ」

「スノーシェード」ですね。
その名の通り、雪除けです。
雪国では、トンネルも多いですね。
人工の構造物ならではの美しさがあるので、結構好きですね。
「モナコグランプリ」を思いだします。(笑)

何でも商売ですね。
今も昔も変わらないってことでしょう。

そういえば、カッパさんも、良いネタを披露されてましたね。
けっこう笑わせて頂いた記憶が・・・。(笑)

投稿者 aw : 2009年06月05日 07:02

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