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帰りのコースは、岐阜までは、ほぼ行きと同じ。
姫路から京都までは、社、篠山、亀岡を通る、372号線＞9号線のコース。
ここは、走り屋好みのクネクネ道こそないけれど、
溜池が点在する穏やかな風景そのままの、穏やかで走りやすい通りです。
なにより、交通量が少ない！
抜けるポイントも多いので、準高速並にハイペースで行けます。
京都からは、高速に乗る時点で渋滞が始まるので、時間帯によれば、こちらのコースのほうが早いかも。

帰りの京都は混んでました。
年明けってのも拍車をかけていたんでしょう。
もう、次の信号までが永い事。
しびれを切らせて、路地に入ったら、そこもいっぱい。
おそらく、建物と建物の間は、すべてクルマで埋まっています。
そんな印象。
「京都は、クルマで行くもんじゃない。」
固く誓いました。

さて、懸案の後半ルート。太平洋側は、どうしてもクルマも信号jも多いのが相場。
なので、中央道ルートは必須です。
19号で松本を目指し、甲州街道で帰路につく案は決定。
さて、素直に19号jに乗るか？
ちょいと無難すぎ？
かといって、木曽福島では、学習効果がありません。
雪の無い山中ならオケ？
ってことで、岐阜市を過ぎてから、ちょっとだけショートカット。
美濃加茂から恵那市までで、山岳を少々走る計画。
これで、少し早めに松本あたりについたら、女の子がいるお店なんかで軽く一杯やって、
朝まで仮眠を取ろう、なんてオプションも。
そうなると、俄然、ハンドルを握る手にも力が入ります。
あたりは真っ暗で、相当にヘビーなクネクネを、良いペースで走ります。
ちょっと汗を掻くくらい。
30分以上は走ったでしょうか。
ナビを見ると、ルートが交錯していて何やら変。
でも、このナビは、ルートを見失うと時々こうなります。
真っ暗な山岳は、さすがに不安。
たぬきに化かされる話も頭に浮かぶし、
出来れば、ミラーは見たくない気持ち。
まぁ、一本道なので、間違うことはないはず。
ようやく、眼下に街の明かりが見えるようになって、少し広い道に出ました。
で、ナビに従ってしばらく走るとなんか変。
この風景は見た事あり。
つか、最初に通った道じゃん！
・・・
なんと、道路が新しくなっていて、旧いナビに対応出来ていなかった模様。
汗を掻きながら、30分以上山中を無駄に駆けずり回っていたってこと。
凹みました。
ナビに化かされていた？
気を取り直して、スタート地点にもどると、工事中の脇道が。
こちらが本当のルートでした。
これまた、ダム湖の周辺を走る超タイトなクネクネ。
でも、遅れを取り戻すために、必死で飛ばしました。
自分的には、オリンポスラリーのドライバー気分。
これまた、2、30分走って、最初の分岐についた時、気が遠くなりました。

「恵那方面通行止め」

ひょとして厄日？
それとも、マジにたぬきに化かされた？

嫌な汗が噴き出します。
やや冷静さを欠いた私は、分岐のもう一つの道が、遠回りして19号に繋がっている事を確認しました。
「行くしかない」
10分ほど走った頃、走るほどにカーナビの自車マーク動いていない事に気がつきました。
冷静に縮尺を考えれば、これは無謀な決断です。
道だって。さらに険しさを増しています。
万一事故ったら、どうしよもありません。
我に返ったら、かなり不安になりました。
つか、コワイ。
変なもの見たらどうしようとか、
もう、やな事ばかり頭に浮かびます。
なんとかＵターン出来る所を見つけて、必死で後戻り。
ほうほうの体で、広い道にもどり、普通の道を経由して19号に入りました。
ああ、今回はろくな事がない。
つか、自分の安直さを、海より深く反省。
今年の抱負はこれに決り。

物事は良く考えて、慎重に。

夜の山岳は避ける事