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2007年09月24日

A-bikeで行こう!(in Ginza)

ようやく暑さも落ち着いた連休最後の日、
買ったばかりのA-bikeの使い勝手の検証を兼ね、
銀座は松屋で行われている、「ムットーニ展」に行ってきました。

コースは、下北沢<小田急線>代々木上原<千代田線>日比谷。
ポイントは、電車での可搬性と、街で持ち歩く携帯性。

【通常走行】
駅までの徒歩12分ほどの乗車では、さすがに問題なし。
スピードは出ないし、小さな車輪故か、ペダルを漕ぐには、想像以上に力を要します。
歩くよりは効率的だけど、まっすぐ走るのに気を遣います。
特に、人だかりで混んでたり、車とすれ違うときは、明らかに心拍数が上がります。
坂道や、急な漕ぎ出しも要注意。
車軸間の長さがないため、すぐにウィリー、しかもいきなりです。
先日、少し飲んだ後に乗ったとき、交差点で漕ぎ出したところ、
極端に軽い車体も災いして、バイクを抱えたまま、きれいに亀の子状態になりました。
最も、軽い車体が幸いして、人にもバイクにも怪我はありませんでしたが・・・。

【電車中】
折り畳み自転車を持って電車に乗る際、第一の関門になるのが、改札口。
鶴号の時は、幅があって、狭い改札を通るのにやや難がありましたが、
コンパクトなA-bikeは、まったく問題ありません。
ひょいと片手にもって、通過できます。

車内では、こんな感じ。
足の間に挟んで立っていれば、余程混んでいない限り、他の人に迷惑を掛けることもありません。

戸袋の隅に置いた時。
これまた、ほぼデッドスペースに収まるので、問題はないでしょう。

シートに座った場合は、こんな感じで、両足の間に置きます。
電車の揺れで、倒れることもないので、
まず、他の人に迷惑を掛けることもないでしょうし、

5.7kgとは言え、常に手にぶら下げて歩くのは避けたいところ。
こんな感じで伸ばせば、車輪を転がして歩けます。

IMGP6813.jpg

日比谷駅の構内。
千代田線の乗り場から銀座方面に行くとき、かなり長い直線を歩かねばなりません。
この、何も変化のないまっすぐな直線を歩くのは、結構ヘビー。
私以外だーれも歩いていなかったので、手荷物から自転車に変身させました。
ああ、ラクチン!
しかも、路面は綺麗だし、障害物もないので緊張もなりません。

最近少なくなった「歩行者天国」ですが、銀座では健在です。
ホコ天のエリアは、約1キロ。
往復するだけで、約2キロ。なかなかの距離です。
歩けば、体にもいいんでしょうけど、
皆が歩いている中を、スイスイと自転車で行くのは、なかなか気分良しです。
広くて、路面も綺麗。
なんたって、車がそばを通らないのが嬉しいです。
でも、本当は、自転車も通行禁止ですよね。
たまたま怒られなかったのか、
こんなショボイ姿だったので、自転車としてみて貰えなかったのか。
謎です。(^_^;)
でも、実際問題、自転車と言っても色んな種類があるので、
全てを同じ「車両」として道交法の適用を受けるのも難しいところがあります。
だって、A-bikeで車道を走るのは、かなりデンジャラス。
車道を走れない車両、極めて歩行者に近い自転車なんです。
そういうわけなので、大目にみてください、ホコ天のえらい人。m( _ _ )m

まぁ、そう言う「政治的」問題を別にすれば、
A-bikeにとって、ホコ天は、最適のシチュエーションです。
公園なんかもいいでしょうね。
走行フィールは、相変わらず「独特」。
剛性感のない車体はうねり、まっすぐ走らせるのに気を遣うことになります。
小さな段差でも、大きなショックがあるので、そんなときは降りるのが吉。
出来るだけ綺麗な路面を選ぶのが、安全のためにも、機器の耐久性の為にも良いでしょう。

【携帯】
ひとしきりホコ天走行を楽しんだ後は、いよいよ「ムットーニ展」へ。
アップルストア銀座店の向かいにある、銀座松屋の入り口でパタパタと折り畳み。
外に置いておいてもいいんだけど、なんとなく不安があります。
手荷物となったA-bikeをぶら下げて、エスカレーターで8階まで。
ここでも、コンパクトなA-bikeは、じゃまになりません。
今日が最終日だったムットーニ展は混んでました。
入り口から人が並んでいます。
中も、いっぱい。
人の頭しか見えないのは、デパートでの展示の常。
これは、失敗です。
しかも、この混みようで、流石のA-bikeもじゃまになります。
ムットーニ展の会場は、いつもほの暗いんですが、そのせいもあって、A-bikeにぶつかる人も出てきました。
仕方がないので、早々に出ることに。
ムットーニ展は、観る人を惑わす展示方法が特徴なんだけど、ちょっと観る人の数が多すぎです。
やはり「買い物」と「鑑賞」は両立しません。

A-bikeの携帯性は、今までの折り畳み式自転車とは次元が異なるものです。
近いものでは、ベビーカートですが、A-bikeの方が、長さも短くコンパクトなので、手荷物感覚です。
ただし、5.7kgの重量は、軽量とはいえ、好んで持ち歩きたくはありません。
走行するにも、路面や交通量も考慮せねばなりません。
って考えると、A-bikeの利用シーンは限られます。
意外に体力を消耗するので、ダイエットにも効果ありそうですけど、
それじゃぁ歩いた方がいいしねぇ・・・。(^_^;)

【ディテール】

ハンドルポストには、こんな但し書きが・・・。

同じく、ポスト前にホログラムのシールが。
本物の証?

ボディー樹脂部分の強度は、充分とは言えません。
走行中のうねるような感覚は、要改善を望みます。
このブレーキレバーの強度も足りません。
握ると明らかに撓みます。
軽量化とのトレードオフなんでしょうけど、
不安が残る部分ではあります。

ブレーキも極度のコンパクトさと、制動力確保のためか、シューがむき出し。
制動力は充分だけど、雨天厳禁ですね。

「A」の「足」を閉じると、この部分が、パチンと勘合します。
不用意にダラリと開いたりしないのは、よく考えてあると言えるでしょう。


小さな駆動ギアの秘密は、「ツインチェーンギアシステム」のおかげ。
単なるオモチャではない証でしょうか。
最も精密感があって、コストがかかっている部分でしょう。

【で、A-bikeって買い?】
A-bikeが、「単なる」最軽量コンパクトな自転車と言うだけなら、
心許ない走行性能のデメリットを覆すだけの魅力はありません。
A-bikeに、ツインチェーンギアシステムがなかったら、
洗練された折り畳み構造でなかったら、
まず食指は動かなかったでしょう。
きっと。
たぶん。
なんとなく・・・。(^_^;)
ま、このA-bikeは、折り畳みを極めるために、「出来るだけのアイデア」を提案していることと、
それを限られた人のものだけにせず、より多くの人に使って貰えるように、量産の努力をしている点です。
ま、走行性能は、少々積み残しになりましたけどね。(笑)
なので、そのバランスをどう考えるか?ですね。
一点の、モノとしての魅力はかなりのものですが、
自転車としての価値はゼロに近いです。
よい子は、よした方がいいですね。
乗れなくても欲しい人には、価値あるでしょう。
ビミョーなまとめだな(^_^;)

投稿者 aw@bitlog : 2007年09月24日 18:12

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コメント

脚の間に入れてしまえる位の大きさなんですね。
私のアタッシュより可愛いですよ~~。

投稿者 ネエサン : 2007年09月24日 23:18

折りたたむと相当にちっこいです。
でも、畳むと重く感じます。
不思議ですね。

投稿者 aw : 2007年09月25日 05:45

おっ、早速のレポートご苦労様です
電車内でのたたずまいはいい感じですね
だれも自転車?とは思わないでしょうね
しかし、最後のawさんの一言、「自転車としての価値ゼロに近い」
にホッとしたような・・・
だってこれでバリバイ自転車してたら、きっと各地、各施設であらぬ公害・人害が起きそうだしね・・・

投稿者 しんさん : 2007年09月25日 10:02

確かに、こんな自転車が氾濫したら、
あちらこちらで問題が起きるでしょうね。
でも、問題の根源を考える必要もあるでしょう。
もし、将来、交通渋滞やエネルギー問題が、抜き差しならない事態なったとき、
こういったトランスポーターが一般化している社会になっていることは、充分想像されます。(^_^;)

投稿者 aw : 2007年09月25日 10:23

ん〜、微妙(^^ゞ

今度、乗せてください!
それから考えよっと。


投稿者 Nylaicanai : 2007年09月25日 11:05

そーすね、ビミョーです。
一度、弄ってみてください。(^_^;)

投稿者 aw : 2007年09月25日 12:49

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