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2007年02月03日

初志貫徹な、元祖クロカン

今でこそ、「クロスロード」とか「クロスカントリー」と呼ばれるクルマ花盛りですが、
このスズキエスクードは、「元祖クロカン」と言えるクルマです。
スズキというメーカーは、突然素晴らしいスタイリングのクルマを出すことがありけれど、
このクルマもその一台。
知り合いのデザイナーは、「イタルデザインが絡んでいる」と言ってましたが、
このクルマの仕上がりを見ると、十分にその臭いを感じさせます。
ごく稀に愛好家が駆るこのクルマに出会うことがありますが、その、クリーンかつ大胆な造形は、今なお新鮮。
エスクードはクロカンを謳いながらも、スズキらしくオフロードの走破性を忘れていません。
これは、現行モデルでも同じ。
シャシーは、ラダーフレームを残しているし、
当初4ドアモデルのみでしたが、後に、1.6Lの2ドアモデルが登場しました。
オフロードへの拘りは、クロカンの中で一番でしょう。
初志貫徹なクルマです。

escudo & levante owners ESCLEV

ウィキペディア

投稿者 aw@bitlog : 2007年02月03日 21:10

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コメント

ご訪問ありがとうございました。
エスクードにエールをいただけるような記事も、ありがたいなあと思いながら拝読しました。
現在(2007年)の情勢で少し補足しますと、クロスカントリーというカテゴリーの「花盛り」(市場を問わずという意味で)は、既にピークを過ぎていると思います。クロスオーバーSUVという、無理矢理な言い方は出てきていますね。しかしそれも、スズキで言えばSX4を示していて、エスクードは今のところ、スタンダードなSUVになっているような感があります。
元祖クロカンかというと、やはりジムニーの存在を抜きでは考えられないため、エスクードは元祖ではありません。実はライトクロカンという言い方をしてきたのは、RAV-4ということになっているようです。
ではシティクロカン? とすると、エスクードよりも2年前に、テラノがあるんですよ。そのくらい、初代のエスクードは隙間の隙間に生まれているのですが、それでも18年経過して、こうして取り上げていただけるだけの、振り向かせる何かがあるのですね。
3代目の現行モデルは、ビルトインラダーフレームと称していますが、強度としてみると、モノコックに鋼材を加味しているため、純然たるラダーフレーム四駆とは言えなくなっています。

投稿者 ESCLEV事務局R : 2007年02月03日 23:11

>ESCLEV事務局Rさま

早々にご訪問いただき、
さらには、詳しい解説ありがとうございます。
テラノが、さらに先に出ていたのは意外でした。
私的には、このパーソナル感のある雰囲気は、やはりこのエスクードが、最初であるような感想を持っています。
とにかく、印象的なのは、そのスタイリングです。
まさに、市街地においてもとけ込む都会的センスは、それまで無かったように思います。
おっしゃるように、そのコンセプトは、SX4に引き継がれていると言えますね。
ずっと、ロードよりになって、「クロスロード」となっています。
オフロードから、ロードへ、徐々に振れてきた先端のところで、スズキが先手を打っているのは、おもしろところです。

投稿者 aw : 2007年02月03日 23:40

同僚が今も3ドアに乗っています
私もこの初代エスクードのデザインは清潔で、個性もあり
機能的で大好きです(現行は初代をかなり意識してますよね)
やはりawさんのような関連業種?玄人のかたの目でみても
よいデザインなのですね
同様に初代のFFジェミニも同じようなデザインテイストを
感じ大好きでした(3ドアを一時期所有してました)
そういった意味合いでは、確かにクロスロードに興味が
沸きますね

投稿者 しんさん : 2007年02月05日 08:59

お友達がお乗りですか。
すばらしい。
このクルマのデザインは、オンオフを問わず、最高の部類だと思います。
一見シンプルな造形ですけど、面の質感が高いです。
ジェミニも同様ですね。
開発者の力量がうかがい知れます。

投稿者 aw : 2007年02月05日 11:03

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