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2006年10月14日

リアル・バーチャリティー

鶴号にて品川の原美術館に行ってきました。
出し物は、
「アート・スコープ2005/2006」ーインターフェース・コンプレックスー
いわゆる現代・アートの類。
この手の展示は、形而上学的なものがあったりしますが、
難しいことを考えるのが苦手な私は、とにかく“見た目”の印象が第一。
今回、琴線に触れたのは、同一の作家による2つの作品。
そのひとつがこれ。
一見CGのようだけど、現実世界のオブジェ。

透明アクリルに半球のゴムをグリッドに並べたものを重ねています。
アクリルの板は、見えなくて、ドットだけが、仮想現実のような空間を作ります。
ちょっと焦点が合わないような、妙な空間。
実体のあるものが、実在感無く存在する、とでもいうのでしょうか。
キレイです。

もう一つの作品の一画面。
これだけ見れば、ただの泡。

全体は、アクリルの柱の中に、白い固体が入っていて、
その下側が、溶けるように泡となっています。
普通に考えると、上下が逆なんだけど、それ故に、不思議な感じが漂います。
こんな照明器具があれば、ずっと見ていても飽きないでしょう。

普段のありふれたものでも、それがまったくひっくり返ったら、
まったく異なる印象を受けるのかも。
そんな風に思わせる作品でした。

投稿者 aw@bitlog : 2006年10月14日 18:15

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コメント

いつも思うんですが、awさん、いつも面白そうな展示会を見つけられますね。
最近、泡の形状に魅せられることがあります(^^ゞ
そういう意味では、一番下のが興味深いですね。

投稿者 Nylaicanai : 2006年10月14日 22:35

おもしろい!!

投稿者 ネエサン : 2006年10月14日 23:25

>Nylaicanaiさん
>ネエサン

見落としたのも結構あるんですよ。
全部見て回る事が出来ないのが残念です。

投稿者 aw@bitlog : 2006年10月15日 00:16

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