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2005年09月10日

広場という名のクルマ

IMGP0272.JPG

Piazzaです。
イタリアで”広場”を意味する言葉です。
1981年に発売されたいすゞのスペシャリティーカーです。
売りは、巨匠ジウジアーロデザイン。
当時は、彼がもっとも「イケイケ」だった頃。
モーターショーで発表された、コンセプトモデルは、普通のハッチバックスタイいるながら、ジウジアーロの臭いプンプン。
典型的なインダストリアルデザインの手法を持って入念にデザインされた、スタイリングとユニークなインテリアは、四半世紀近く前のクルマとは思えないほど、古さを感じさせません。(つか、今でも新鮮!)
量産車への実現は不可能といわれながら、当時最もデザインに力を入れていたいすゞは、意地でまとめ上げました。
プレスの型ひとつ取っても、普通はダメ出しが出る形。
インテリアもお金がかかっています。
おそらく、最もお金がかかる”作り方”の国産車のひとつではないでしょうか。
でも、だから今見ても美しいんですね。
ジウジアーロは、割と地に足付いたデザインが特徴ですが、
細部にわたるまで、本当に破綻のない美を追究しています。
ラインのひとつひとつに至るまで細心の注意をはらって引かれています。
このクルマは、特に”偏愛者”が多そうですが、このクルマが好きな人は、「クルマ好き」以上に、「真に美しいアイテム」に拘る人でしょうね。
その一流のデザインを何とか量産車に反映させたいすゞの開発陣もあっぱれです。
撮影場所
【関連サイト】
JR EAST JAPAN .... ISUZU PIAZZA LOVERS

投稿者 aw@bitlog : 2005年09月10日 20:20

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トラックバック時刻: 2005年09月11日 11:09

コメント

当時、本当に発売されたことに驚きを隠せませんでしたねぇ。ソアラとかレパードとか、ああいったスペシャリティカーがブームだったんで、いすゞも気分がハイになっていたんじゃないでしょうかε= (*^o^*)
でも実際はデザインはともかく、シャシーがジェミニだったのが、しょせんいすゞの限界、を感じた車でした。

投稿者 かず : 2005年09月11日 13:27

トレッドがもう少し広ければ・・・、など言われました。
もうあんな酔狂なクルマは出ないでしょうね。
PiazzaとSVXは、完全リストアしたいです。
お金が余っていればですが・・・。

投稿者 aw : 2005年09月11日 17:30

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