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2012年06月18日

MD30 タペット調整

日曜日も、朝からTLRのガスケット剥がしに勤しんでいたら、弟氏がMD30でやってきました。
以前に来たとき、タペット音が煩かったので、調整をするのが目的です。
弟氏は、バイクは乗るのが専門で、整備はバイク屋任せでしたが、私の指導の下(笑)、まったりと時間をかけつつも、確実に完了。
XR250(MD30)は、スターター付きだけど、さらにオートデコンプ機能が付いているそうです。
なので、その機能をキャンセルしてやらないと、バルブクリアランスは弄れません。
BAJA(MD22)はキック連動なので、途中のワイヤーをキャンセル出来ますが、さてMD30はどうするんだろうと、ネットで調べると、クランクを時計回りに回して、カチンと音がしたらオートデコンプ機能がキャンセルされる仕組みであることがわかりました。
実際に、一旦圧縮上死点に合わせてから、時計方向に1回転まわるまでに「カチン」と大きめの音がします。
その後、再び反時計回りで圧縮上死点に合わせると、タペットが浮いていました。
因みに、調整前は排気側で0.2mmのゲージが入りました。
MD30のバルブクリアランスは、吸気:0.1mm、排気:0.13mmと大きめですが、0.2mmは煩かったタペット音を裏付ける数字でした。
MD30は4バルブということもあって、バルブはフレームにオフセットしてあり、バルブクリアランスの調整はラクです。
さて、なんとか無事に調整を完了して、まずはタンクを載せて、やや緊張のエンジン始動。
無事掛かりました。
と安堵も束の間、エンジン下からビジョ、ビジョ、ビジョ・・・(汗)

思いっきりお漏らしじゃん!
露骨にオーバーフローです。
なんで?
ってかキャブなんて弄ってないし。
ここで慌てては「指導者」としての面目が立たないので、
「たまたまキャブのゴミが引っ掛かったんやろ、キャブ分解やな」
「ま、中古車なにゃし、めずらしいこやないで、」と冷静を装いました。
サクッとキャブレター取り外しにかかりました。

・・・
当たり前だけど、
MD22とMD30じゃ全然別もんなんだよね。
どやってキャブ外すの?
ってか弟氏、サービスマニュアルすら持ってないってどーよ?
あ、サブフレームが取り外せるんだ?
って事は、サブフレームを外して、後から外す?
ってなことで、サブフレームを外すことに決定。
ただ、バッテリーを含めたハーネス類の扱いが面倒。
それに、サブフレームを外してもリヤサスペンションが邪魔になります。
時間もないし、出来るだけ手間を掛けたくないし。
どうしよう?
考えるな、感じろ!
サブフレームは、取り付け位置を中心に回転出来る構造だったので、上に跳ね上げる事にしました。
これだとハーネス類も外す必要がありません。
ただし、リヤサスも外したくない。
良く見ると、なんとかフロートチャンバーのみ外せそうです。
オーバーフローは、フロートかフロートバルブの不具合が原因であることはTLRで学習済です。
しかも、エンジン自体問題なくアイドリングしているのは確認済なので、ジェット類の目詰まりの可能性も低そうです。
ってことで、なんとかフロートチャンバーを外しました。
すると、チャンバーの底には、いつかみたようなサビ系のゴミが・・・。
さらに、フロートとフロートバルブを外して、エアーを吹くと、二人の目の前を小さな白いゴミが飛んでいきました。
私:「見た?」
弟氏:「見た、白い奴」
どこから入ったものかはわからないですが、目に見える大きさのゴミが、フロートバルブの経路に混入していたようです。
恐らく、タンクを外して繋いだところで、どこかに留まっていたゴミがフロートバルブの所に流れ着いたのでしょうか。
さて、組み上げ直してコックを捻ると、今度はお漏らしは止まりました。

ちなみに、MD30のキャブは横から外せるようです。
一度OHは必要な走行距離なので、次に外すときは横から外してみます。

投稿者 aw@bitlog : 2012年06月18日 05:59

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